社内SEが苦手なWBS
誤解を恐れず言うが、社内SE はプロジェクトマネジメントが下手だと思われる。
少なくとも私の職場はそうだ。
定量的な報告を求める管理職。もっともらしく数値化さえしていれば、言葉巧みな担当者であれば、上司を納得させるのは簡単である。
上司は、数値にしか興味がなく、本当にそうなのか?と鼻の聞かないなんちゃってが多いからだ。
そんな上司には、
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,河野万里子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/03/28
- メディア: 文庫
- 購入: 24人 クリック: 119回
- この商品を含むブログ (184件) を見る
話はそれてしまったが、システム開発者とは異なり、そんな上司への報告やら契約やら、課題管理というなの伝書鳩対応など、割り込み作業の多い社内SEにとって、キレイにWBSをひくのは難しい。
大抵の割り込み作業は計画外で、力業でこなしていることがほとんどではないだろうか。
数値にしか興味のない人は、簡単に数値化できる情報だけを信じ、定性的な情報や突発的な作業、複雑な条件により数値化が難しい問題を取り扱えない。
そんなときは、割り込み作業が日常どの程度発生しているのか、概算でも良いから「プロジェクトメンバーの総稼働の10パーセントは管理作業に掛かってるな」など、可視化していくことが大事だと思う。
そんな社内SEも、世の流れで内製化が進めば、必然的にこのようなスキルは求められていくだろう。
転職を考えているベンダー企業のあなた。
プロジェクトマネジメントの正しいスキルを身につけて、いまいちなPMが多いユーザー企業で、遺憾なくマネジメント力を発揮し、昇進を目指してみてはいかがだろうか。
…という私はぺーぺーなので説得力がありませんね。